資産運用サービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビは10月12日、総額約15億円の資金調達をしたことを発表した。調達先は、SBIホールディングス、SBIインベストメント、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、DBJキャピタル、インフィニティ・ベンチャー・パートナーズ。2015年4月の会社設立からの累計調達額は約21億円を超えるという。
これにあわせて、SBIホールディングス傘下のSBI証券および、住信SBIネット銀行と業務提携した。SBI証券とは、「WealthNavi for SBI証券」(仮称)をSBI証券の顧客に向けて提供する。また、アプリ間連携などを通じて、機能や利便性を強化していく予定。
9月からは、独立系フィナンシャル・アドバイザー(IFA)、SBI証券、ウェルスナビの3者間での連携を進めており、リアルとインターネットを融合させた総合的な資産運用サービスを、主に富裕層向けに提供していく予定だという。
住信SBIネット銀行との提携では、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」(仮称)を顧客に向けて提供する予定。さらに、預金・カード・資産運用が自動連携する、日本初の少額資産運用サービスを2017年春に開始する予定。
同社によると、今回の資金調達や業務提携は、次世代の金融インフラを構築するため、積極的に金融機関に対してWealthNaviのシステムをパッケージで提供していくこと、また「銀行+証券+ロボアドバイザー」の連携モデルを実現・普及させ、働く世代における長期的で安定的な資産運用をサポートすることを目的としている。
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