米通信大手のVerizonとSprintは、「Galaxy Note7」の交換後のバージョンを販売停止したことを明らかにした。これに先立つ米国時間10月9日には、AT&TとT-Mobileが同製品の取り扱いを停止していた。
これは、サムスンにとってますます悪夢の様相を深めている問題に関する新たな動きだ。同社は、発火の恐れがあったGalaxy Note7に代わる安全な交換後のバージョンを提供し、問題のある端末と交換することで、評判の回復を狙っていた。しかし、交換後のバージョンも過熱したという報告を受け、サムスンは10日、同製品の生産を一時的に停止することを明らかにした。
上述の通信事業者はいずれも、既存のGalaxy Note7を他のスマートフォンに交換することに応じている。
米大手量販店のBest Buyも同製品の販売を停止したことを明らかにした。同社の広報担当者は、「Galaxy Note7をBest Buyの店舗に持ち込んで、返品するか他の好きな端末と交換することができる」と述べた。
「過熱による問題が報じられたことを受けて、提携する通信事業者各社がGalaxy Note7の販売と交換を停止したと認識しており、各社の判断を尊重する」とサムスンは声明で述べ、「当局や第三者専門機関とともに真摯にこの問題に取り組み、調査を終え次第、結果を報告する」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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