仮想現実(VR)は、ゲームや映画の範囲を超えようとしている。Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は米国時間10月6日、傘下のOculusのハードウェア「Oculus Rift」を使用したライブVRチャットをプレス向けの「Oculus Connect」カンファレンスで披露した。
Zuckerberg氏は壇上でRiftを装着し、自身に似たアバターを使用して、リアルタイムで妻のPriscilla Chan氏とチャットした。「われわれの感情が動き、世界を処理する様子を捉えるソフトウェアとエクスペリエンスを構築するべきだ」とZuckerberg氏は述べた。
Oculusのソーシャル製品チームリーダーを務めるLauren Vegter氏は、同仮想現実プラットフォーム用の「Parties」と「Rooms」を発表した。この2つの新機能によって、ユーザーはVRラウンジに集い、ビデオを視聴したり、音楽を聴いたり、語り合ったりすることができる。Partiesでは、最大で8人のユーザーがVR内でチャットできる。
「技術がこのレベルのソーシャルプレゼンスを実現したのはこれが初めてだ」とVegter氏は述べた。
さらに、Oculusはまもなくライブストリームに対応し、ユーザーがヘッドセットで見ているものを友人にライブで配信できるようにする予定だ。
FacebookはOculusの開発者コミュニティーに、これまでに投資している2億5000万ドルに上乗せする形で、さらに2億5000万ドルの資金を投じる予定だとZuckerberg氏はイベントで述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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