NSA契約社員、極秘文書持ち出しの疑いで逮捕

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 長谷睦 (ガリレオ)2016年10月06日 13時08分

 米国家安全保障局(NSA)に勤務していた契約社員が、極秘書類を自宅と自動車に隠していたのが見つかったとして、米連邦捜査局(FBI)に逮捕された。この人物の逮捕は、1カ月以上にわたり公にされていなかった。

 捜査当局は、米国時間8月27日、Harold Thomas Martin III容疑者のメリーランド州にある自宅を捜索し、電子的および紙媒体の多数の文書が複数の端末に隠されているのを発見した。

 捜査当局は、FBIの捜索で発見された機密文書のうち、6点には米国政府の情報源、手法、能力を明らかにする極秘情報が含まれていたと述べた。

 New York Timesによると、Martin容疑者(51歳)には、ロシア、中国、イラン、北朝鮮などの国々のコンピュータネットワークへの侵入に用いられた、NSAのソースコードを盗んだ疑いがかけられているという。消息筋が同紙に語ったところでは、このコードはすでに無効になっていた可能性があるとのことだ。

 Martin容疑者は、NSAの内情を告発したEdward Snowden氏も所属していたコンサルタント会社、Booz Allen Hamiltonの契約社員だった。

 同社は、Martin容疑者の逮捕を知った直後に同容疑者を解雇しており、関係当局の調査に協力していると語った。さらにMartin容疑者の行為は、同社の基本的な価値観を反映したものではないとも言明した。

 Martin容疑者が、持ち出したとされる情報を第三者に渡したかどうかは、明らかにされていない。同容疑者には、機密資料の無許可での持ち出しと保持、および国有財産の窃盗の嫌疑がかけられているが、いずれもスパイ活動法(Espionage Act)の適用対象ではないという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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