Edward Snowden氏と著名ハッカーのAndrew "Bunnie" Huang氏が米国時間7月21日、MIT Media Labで新しい個人向けセキュリティデバイスのプレゼンテーションを行った。Wiredによると、このデバイスは、「『iPhone』の内部に接続して、内蔵アンテナに送信される電気信号を監視する」ケース型ガジェットだという。
この新デバイスの狙いは、それが政府であれ、民間のハッカーであれ、何者かがユーザーのiPhoneの無線通信を傍受していないかを常時監視することだ。このデバイスは、SIMカードポートに複数のケーブルを通して(SIMカード自体はケース上の新しいスロットに移される)、iPhoneのハードウェアを監視し、ユーザーの望まない通信の兆候がないかを確かめる。「機内モード」のような機能でも、スマートフォンが信号を発信するのを止めることはできるが、Snowden氏によると、そうした機能はハードウェアの監視に比べると、はるかに信頼度が低いという。
Snowden氏とHuang氏はまだプロトタイプを作成していないが、21日のプレゼンテーションで、詳細なデザインを披露した。製品が実際にユーザーに提供される時期は、現時点では不明だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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