Microsoftのエグゼクティブバイスプレジデントを務めるQi Lu氏が退職する。Microsoftは、同氏のチームを再編し、新しい別々の事業部門に分割する。
Lu氏は、「Office」アプリケーションチームや「Bing」検索チームなどを含むApplications and Services Engineering Groupを率いていた。
最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏は、米国時間9月29日に送付した従業員宛てのメールで、「過去の怪我による体調不良」から回復するためにLu氏が退職すると発表した。
Nadella氏はLu氏について、回復後には引き続き、Nadella氏とMicrosoftの創設者であるBill Gates氏の「個人的な相談相手」を務めるが、元の職務には戻らない、とメールの中で述べている。
Microsoftは2008年、Online Services事業を運営するために米YahooからLu氏を引き抜いた。Lu氏は、公の場にはめったに姿を見せなかったが、Microsoftに在職中はNadella氏の仕事熱心な腹心と見られていた。
Lu氏がこれまで指揮してきたBingおよび「Cortana」関連事業は今後、エグゼクティブバイスプレジデントのHarry Shum氏が引き継ぐ。Microsoftは29日、Shum氏が今後、新しいAI and Research Groupを統括すると発表している。
Lu氏が率いてきたOfficeチームは、エグゼクティブバイスプレジデントのRajesh Jha氏が引き継ぐ。Jha氏はNadella氏の直属となり、Senior Leadership Teamにも新たに加わるほか、「Skype」チームの責任者の地位も引き継ぐ。現在のSkype担当責任者であるGurdeep Pall氏は新しい役職に就くが、今のところその職務内容は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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