BlackBerryは現地時間9月28日、スマートフォンの生産を打ち切ると発表した。同社は、Googleの「Android」ソフトウェアを採用することでユーザーの関心を取り戻そうとしてきたが、苦境から脱することはできなかった。今後、ハードウェアの設計と開発は他社に委託して、ソフトウエア事業に注力する。
同社最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Chen氏は声明で、「社内におけるハードウェア開発をすべて終了し、パートナー企業に委託する計画である」と述べた。現在、インドネシアを拠点とするBB Merah Putihをパートナー企業に挙げている。
BlackBerryは、Appleの「iPhone」やGoogleのAndroidソフトウェアを搭載するスマートフォンとの戦いに敗れてきた。2009年には携帯端末市場の5分の1を占め、Nokiaに次ぐ業界第2位の地位にあったが、Gartnerによると現在のシェアはわずか1%だという。
BlackBerryは、解雇予定の従業員数についてコメントを避け、かなり以前から「モバイルソリューションを担当する従業員の移行」を進めているとだけ述べた。
BlackBerryは現会計年度末までに、社内ハードウェア開発事業の閉鎖を完了する計画だとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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