米国時間9月26日夜、8000万人以上の人々が第1回の米大統領選討論会を視聴した。
そして、その人数には、テレビで視聴した人しか含まれていない。
正確な数字は今も集計中だが、さらに数百万~数千万人がFacebookやTwitter、YouTubeなどのストリーミングサービスを通して、民主党のHillary Clinton氏と共和党のDonald Trump氏の白熱した討論を視聴した。
Facebookによると、この討論会のリアルタイム動画は5500万回ストリームされたという。ただし、それには同一人物による複数回の視聴も含まれているはずだ。同ソーシャルネットワークの動画サービス「Facebook Live」は討論会のストリームのほか、ABC NewsやFox News、PBS NewsHour、BuzzFeed、The New York Times、Univision、C-SPANなどによる討論会終了後の解説もホストした。
合計すると、26日夜の討論会に関連して、米国の1860万人のユーザーが7380万件の「Like」(いいね!)、投稿、コメント、共有を行ったとFacebookは述べた。
オンラインチャンネル群と従来のテレビを合わせると、討論会を視聴した人数は膨大な数になる。この討論会は近年で最も論争を呼ぶ政治的対決の1つだった。テレビ視聴率調査会社Nielsenによると、テレビの13のチャンネルで討論会を視聴した人数は、過去にテレビ放送されたほかのどの米大統領選討論会よりも多い8400万人で、新記録を樹立したという。
Clinton氏とTrump氏の討論はYouTubeの歴史上最大のライブストリームの1つだった。200万人近くのユーザーが討論会をリアルタイムで視聴するためにYouTubeに同時にアクセスした。YouTubeのブログ記事によると、YouTubeで討論会をストリーム配信した6のニュース機関で約300万時間分のライブ動画が視聴されたという。
多くのニュース機関は自らのウェブサイト上とアプリ経由でも討論会をストリーム配信した。CBSNews.com、モバイル、セットトップボックス(STB)で利用可能なCBSNは26日、298万件のストリームと140万人のユニーク視聴者数を記録したとCBSはプレスリリースで発表した。同社によると、討論会開始後の最初の1時間に、1時間あたりのストリーム件数の新記録も樹立したという(CBSは米CNETの親会社)。
Bloomberg TVによる討論会放送をライブストリーム配信したTwitterは、同社のサイトおよびアプリを通して視聴した人数を明かしていない。しかし、Nielsenは討論会に関連して、Twitterで270万人のユーザーによる1710万件のエンゲージメントが発生したとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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