Googleユーザーはもう、「iOS」端末上で誰かが履歴を盗み見しているのではないかと心配する必要はない。
同社は米国時間9月27日、iOS向け同社アプリをアップデートし、複数の機能を追加した。あるバグ修正によって、同アプリの信頼性が2倍に高まったとGoogleは述べている。YouTube動画を検索結果から直接再生することも可能になった。
また、新しいシークレットモードが追加されている。
Googleの「Chrome」に最初に導入されたシークレットモードは、閲覧履歴、ダウンロード、クッキー、アカウント、パスワードを保存することなく、プライベートな閲覧を可能にするもの。問題のあるコンテンツを閲覧する場合などに使用できる。シークレットモードは、サプライズのプレゼントを購入する場合や、有料サイトを閲覧する場合にも便利で、すべてのアカウントから既にログアウトされたブラウザとして機能する。
このシークレットブラウジング機能は、ブラウザには普及しているが、検索アプリではあまりなかった。
さらなるセキュリティ強化策として、自分がネットで何を調べているのかを他者に知られたくないユーザーのために、Google検索アプリのシークレットモードを「Touch ID」で有効にできるようになった。これにより、自分の指紋を使う場合に限り、自身のシークレットセッションを再開することができる。
iOSアプリにシークレット検索機能を追加したのに加え、GoogleはYouTubeの動画再生機能を統合し、アプリ内で動画を再生できるようにした。これにより、動画を見るために別のアプリを開く必要がなくなる。
「余分なステップを飛ばして、すぐさま好きな音楽の動画でダンスしたり、最新のハウツー動画で何かを学んだりできる」と、Googleはブログに記している。
Googleは、iOS向けアップデートの公開から1週間後の10月4日に、メディア向けイベントを開催する。同社はこのイベントで、新型スマートフォン、デジタル音声アシスタントの「Google Home」、およびデジタルメディアプレーヤー「Chromecast」のアップデートを公開するとみられている。
今回のアップデートに詳しい情報筋によると、アップデートで行われた変更は、Googleの新型スマートフォンに搭載される機能を先取りしたものではないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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