Uberは米国時間9月23日、「Real-Time ID Check」と呼ばれる新しいセキュリティ機能を発表した。この機能はドライバーに対して、定期的にシフト開始前に自撮り写真を撮影することを義務付けるという。
Real-Time ID Checkは米国の各都市で23日より段階的にリリースされている。「Microsoft Cognitive Services」を利用して、ドライバーと乗客の双方を守るとしている。不正行為を減らしたり、乗客の安心感を高めたりする狙いがある。
Uberによると、Microsoft Cognitive Servicesを利用し、自撮り写真をそのドライバーのアカウントに登録された写真と即座に照合するという。それらの写真が一致しない場合、Uberはそのドライバーのアカウントを一時的にロックして、調査を行う。
「われわれはリスクの防止と軽減のために、新しいソリューションの開発とテストを常に行っている。この数カ月、われわれはReal-Time ID Checkの試験を行ってきたが、写真が一致しない原因はほとんどの場合、プロフィールの写真が不鮮明なことだった。最終的に、99%以上のドライバーが正常に認証された」(Uber)
Uberは、ドライバーや幹部社員がさまざまな論争を巻き起こしてきた。ここ数カ月、Uberは新しいセキュリティ機能やドライバーの身元調査方法に関する詳細な説明を通して、乗客の安全強化を図っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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