ソニーマーケティングは、ソニーショールームとソニーストア銀座を東京・銀座の4丁目交差点に面した新ランドマーク「GINZA PLACEビル」に移転した。4~6階の3フロアで、9月24日に営業を開始する。
ソニーショールームとソニーストア銀座は、建て替えに伴うソニービルの営業終了を受け移転したもの。ソニービルは2017年3月に営業を終了するが、ソニーショールームとソニーストア銀座は、一足早い8月28日に営業を終了していた。
GINZA PLACEビルでは、4~6階の3フロアを使用。階段を用い、細かくフロアが分かれていたソニービル時代と異なり、フロアごとにフラットで見渡せる構造になっている。4階はカメラ、モバイル、PC、5階はオーディオ、ビジュアル、ゲーム、6階はツーリスト、ギャラリー、サポートと、製品カテゴリごとにフロアが分けられ、各階はエスカレーターでも行き来ができる。
フロア内では、試聴会やトークショーなどのイベントを開催していく予定。オープニングイベントとして、写真家の鈴木心さんによる撮影イベント「鈴木心写真館」や、「笑顔になっちゃう写真の撮り方」、「JUJUが選ぶハイレゾ特別視聴会」などを実施する。また、6階には「ソニーイメージングギャラリー」を設け、写真展も継続する。10月20日までは「ソニーワールドフォトグラフィーアワード 2016年度受賞作品展」を開催している。
ソニーマーケティング代表取締役社長である河野弘氏は「ソニービルは、創業者である盛田(昭夫氏)の、商品を気兼ねなく、自由に触ってもらえる、お客様と直接の接点を持つこと極めて大事であるという思いの下、1966年にスタートした。2016年はちょうど50周年という節目の年で、この間約3億人の方にご来場いただいた。ソニーマーケティングのミッションは、ソニーファンを創造していくこと。ソニーショールームとソニーストア銀座は、購入だけではなく、購入後も含めて一貫したサポートをしていく重要な拠点だと考えている。ネット全盛時代と言われる現在でも、リアルの接点をソニーマーケティングは重視している」と、重要性を説いた。
5階には、ソニーストア銀座のみに展示される、100V型の「BRAVIA KJ-100Z9D」(価格:700万円)を展示するほか、レーザー光を採用した4Kビデオプロジェクタ「VPL-VW5000」、「PlayStation 4 Pro」など、発売前モデルの先行展示も実施。各フロアには、「ホームシアタースペシャリスト」や「ライフスタイルスタイリスト」「イメージングプロサポート」など、プロフェショナルのスタッフによる商品購入相談などの体制も整えている。
ソニービルは2018年に「Ginza Sony Park Project」として開放し、2020年秋以降にソニービルの建設を開始。2022年に営業を開始する計画だ。ソニーでは、今回のGINZA PLACEとGinza Sony Park Projectの2つを拠点に、情報を発信していく。
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