ザッカーバーグ夫妻の慈善団体、疾病研究に30億ドルを投資へ

Charlie Osborne (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年09月23日 14時33分

 Mark Zuckerberg氏と妻のPriscilla Chan氏が、疾病研究に少なくとも30億ドルを投じると宣言した。

 米国時間9月21日にサンフランシスコで開催されたカンファレンスで、医師であるPriscilla Chan氏は、疾病研究と治療薬の開発のための資金を「Chan Zuckerberg Initiative(CZU)」から提供する意向を明らかにした。CZUは、Zuckerberg夫妻が持つFacebook株式の99%を保有する有限責任会社で、慈善活動を目的として2015年に設立された。

 Zuckerberg氏は当時、娘のMaxちゃんに宛てた手紙の中で、「医学が科学的な進歩を遂げてから、まだ100年も経っていない」と述べ、病気の撲滅のために両親ともに「役割を果たし」、「人間の潜在能力を高め」「平等を促進する」ことを望んでいると記していた。

 The New York Timesが報じているように、CZUによるこの投資は、疾病の予防や治療、管理のために今後10年間かけて行われる計画だ。

 研究活動の統括者には、ロックフェラー大学の神経科学者Cori Bargmann氏が就任する。スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、同サンフランシスコ校との提携により、「Chan Zuckerberg Biohub」という研究センターがサンフランシスコに設立される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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