Appleの最新版モバイルOS「iOS 10」がリリースされてから24時間で、全iOSユーザーの14.87%がインストールしたことが分かった。モバイル分析企業Mixpanelが明らかにしたもので、2015年の「iOS 9」では同じ期間のインストール率が12.42%だった。iOS 10はリリース直後のアップデートで一部ユーザーにトラブルが発生していた。
Mixpanelは、このペースでいくと、リリースの11日後にはiOS 10のインストール率が全iOS搭載端末の50%に達すると予想している。iOS 9が同じ数字に達したのがリリースから12日後であったことと比較しても、やはりiOS 10が上回るとみている。
AppleがiOS 10をリリースしてまもない米国時間9月13日には、アップデートをインストールしようとした一部のユーザーから不具合が報告されるようになった。このアップデートによって一部の端末が「文鎮化(bricked)」したため、ユーザーはコンピュータ上の「iTunes」を使用してアップデートを完了しなければならない事態になっていた。これについてAppleは声明を発表し、リリース開始から1時間の間に問題が発生したことを認めたが、その後この問題は解決されているとした。
Mixpanelが明らかにしている数字を見る限り、確かにこの不具合は修正され、その後は順調にアップデートが可能になっている状況がうかがえる。
筆者は、iOS 10のインストールがこれまでよりも急速に進んでいる理由の1つに、「iMessage」アプリがあるとみている。ユーザーは、同じメッセージ体験を共有できるよう、友人や家族にアップグレードを勧めているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)