Appleが「iOS」のアップデートをリリースしたと聞いたら、即座に一般設定から「ソフトウェアアップデート」をタップして、「ダウンロードとインストール」に進みたくなる。その誘惑に抵抗しがたいのは、よくわかる。だが、アップデートをダウンロードする前に以下の簡単なチェックをしておくと、その後の状況が大きく変わる可能性がある。
- まず、アップデートが実際に入手できるかどうかをチェックする。手持ちのデバイスが「iOS 10」のサポート対象になっていることを確認しよう。サポート対象外の古い機種を使っているなら、新しい「iPhone」または「iPad」を買うときが来たということだ。
iPad(第4世代)
iPad Air
iPad Air 2
iPad Pro
iPad mini 2
iPad mini 3
iPad mini 4
iPod touch(第6世代)
iPhone 5
iPhone 5c
iPhone 5s
iPhone SE
iPhone 6/6 Plus
iPhone 6s/6s Plus
- データをバックアップしよう。大切な写真や重要なメモを失うリスクは避けたいものだ。バックアップを取る方法については、Appleのサポートページで確認できる(「ヘルスケア」のデータをバックアップしたい場合は、バックアップを暗号化する必要がある)。
- 各種アプリのアップデートはたいていバックグラウンドで自動的に実行されるが、確実に行われているかどうかをチェックするのも悪くない。「App Store」アプリを開きし、(画面の右下にある)「アップデート」をタップする。その画面から、アップデート手順を開始できる。
- 何らかのパスワード(「iCloud」のパスワードなど)を求められることがあるので、事前に確認しておこう。パスワードがわからないと、ひどく苦労することになるかもしれない。
- デバイスを電源に接続しよう。アップデート作業は電源に接続した状態で行う方がいい。途中でバッテリがなくなってしまわないように。
- OTA(Over The Air)を利用すると、最も短い時間で、かつ面倒もなく新しいiOSアップデートをダウンロードできる(「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」の順にタップ)。Wi-Fiや高速インターネット接続が利用できる場合はなおさらだ。ただし、それができない場合は、「iTunes」を実行する「Mac」またはPCにデバイスを接続して、そこからアップデートすることが必要になるかもしれない。
- iOSデバイスが常に使えないと困るという人は、数日間アップデートしないでおくことを検討しよう。メジャーアップデートに深刻なバグが見つかる場合があるからだ。今後数週間で、iOS 10のマイナーアップデートが数回実施される可能性もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。