作り話やでっち上げのニュース記事を排除し、オンラインで報道される情報の質を高めることを目指して作られたネットワークに、TwitterやFacebookのほか、世界的なメディア企業や団体が参加した。このFirst Draft Coalitionによるパートナーネットワークには現在、30以上の組織が参加しており、それにはThe New York TimesやCNNなどのメディア企業も含まれる。その目的は、ニュースの題材を見つけて報道する際のウェブの使い方について、ジャーナリストを教育することだ。
First Draft Coalitionの責任者を務めるJenni Sargent氏はブログ記事で、「世界各地で専門家が、ソーシャルメディアを用いてニュースの題材を収集、検証するスキルの開発と技術向上に励んでおり、こうした人たちを結ぶコミュニティーが活発化している」と述べている。「今回のパートナーネットワークの立ち上げによって、First Draftはこうした人々を結集し、トレーナー養成プログラム、共同検証プラットフォームの立ち上げ、自主的な行動基準の作成などのアイデアや取り組みを実施する」(Sargent氏)
Knight Foundationが5月に公開した報告書によると、ソーシャルネットワークは多くの人にとって人気の情報源となっており、これを上回るのは情報の入手先として最もよく利用されているテレビだけだという。だが、その人気の拡大にともない、ソーシャルメディアでは虚偽のニュース記事が増えているのが現状だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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