インベスターズクラウドの子会社で民泊事業を展開するiVacationは9月8日、観光やオプショナルツアー、現地民との交流ツアーなどを予約できる旅行サイト「Voyagin」を運営するVoyaginとの提携を発表した。これにともない、民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」に「アクティビティ機能」を追加する。
TATERU Phoneは、民泊宿泊者にレンタルするIoTデバイス。「日本を快適に過ごせる」ようにローカライズされており、チェックイン、チェックアウトだけでなく、スマートキー、チャットでの問い合わせ機能などを搭載。英語をはじめ、中国語、フランス語など多言語での利用にも対応する。
TATERU Phoneは、複数の企業とパートナーシップを組み、提携企業の技術やサービスを生かしながら協業・分業する「TATERU ECOSYSTEM」にて開発中。一部機能を搭載した実証実験を9月より開始し、2017年の実用開始を目指している。この仕組みにより、訪日外国人のためのイノベーション基盤を構築することが可能だという。
今回、追加されるアクティビティ機能は、企業提携の第4弾。観光ツアー、世界遺産観光、ショーエンターテイメント、カルチャー体験などの予約が可能で、富士山観光や京都観光だけでなく、伝統演劇の観覧や伝統文化体験、アウトドア、プライベートガイドなど、全国で3400件のツアーを用意。現地での交流や幅広い日本のカルチャー体験ができるツアーが揃っているという。
なお、第1弾は、エボラブルアジアとの提携により新幹線、飛行機などの移動手段の予約を可能にした「交通予約」。第2弾は、iFLYER(セブン・セブン・ハーツ)との提携によりフェスやクラブ、コンサート情報の収集、チケットの予約を可能にした「ミュージックイベント機能」。第3弾は、Wanderpass(IPPON)との提携で実現した、日本の観光スポットで使用できる音声ガイド「オーディオツアー機能」を提供している。
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