机上の空論で終わらないよう、Drive.aiはカリフォルニア州で自動運転車をテスト走行するための免許を取得し、既に路上テストを始めている。そして商用利用を進めるための第一歩として、運送会社やライドシェアサービスと提携し、業務用車両に組み込める、自動運転技術を搭載したキットを提供する。
Drive.aiの車は、それ自体が何をするつもりなのかを動きや音を使って示すようになる可能性がある。自動運転車は、前進しようとしていることを示すために、短距離走のランナーが走り出すときと似たような姿勢で、いったん後ろに引くことができるとReiley氏は示唆した。
Reiley氏によると、初期の展開では使用範囲を限定した上で、改造した車両や配送用トラックは、Drive.aiの提携会社があらかじめ指定したルートを使って都市環境のみで走行する予定だという。車両がルートを走行すると同時に、車載コンピュータが都市環境に順応する方法をさらに学習し、そのデータをDrive.aiと共有することでシステムを一段と向上させる仕組みになっている。
この改造キットは主に、カメラをベースとしたセンサに依存するが、LIDARセンサも搭載する。各車両で実際に使用されるコンピュータは、ニューラルネットワークが搭載されており、自動運転車用のチップセットを使用する。Reiley氏は具体的なタイムラインを示さないものの、Drive.aiでは路上走行の準備が整っていることを示唆しており、できる限り早く実用化したいと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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