フィンランドの首都ヘルシンキで現在、自動運転バス2台が市内の「公道を」テスト走行中だ。
同プロジェクトを統括するHarri Santamala氏は現地紙Uutisetに対し、「これは本当に素晴らしいことだ」と述べた。「公道においてこの種の走行試験が実際に行われているケースは、ほかにあるとしても、まだ数えるほどしかない」(Santamala氏)
Uutisetによると、都市部での試験走行は世界でも珍しいという。フィンランドの法律は、公道を走行する車両に運転手の乗車を義務付けていないためだ。
試験車両は9月半ばまで市内を走行する予定だが、いずれ既存の公共交通機関を補完するようになる可能性がある。
とはいえ、スピードは必ずしも高速ではない。このテストに使用されている電気(EV)バス車両「EZ10」に乗車できるのは最大9人で、走行スピードは時速約10kmだ。
近郊のVantaa市は、2015年に開催した住宅展示フェアで同じ車両を使用している。ただし、このときのルートは通常の車両が走行する道路から切り離されていた。同様のバスは、千葉県でも走行していた。ほかにも、自然公園や大学のキャンパスなどを走行するなど、自動運転バスに関連するさまざまなプロジェクトがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス