自動車メーカーのFordは米国時間8月16日、完全自律型でドライバー不要のライドシェア(相乗り)向け車両を2021年までに投入する計画を発表した。
Fordの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Fields氏は、カリフォルニア州パロアルトにある同社のResearch and Innovation Centerで講演し、2017年末までにシリコンバレーの同社施設を15万平方フィート(約1万3935平方m)拡張し、従業員を2倍にすることを確約した。
さらに、Fordと中国の検索エンジン企業Baidu(バイドゥ)は、カリフォルニア州モーガンヒルに拠点を置くVelodyne LiDARに総額1億5000万ドルを出資する。Velodyneは、3Dデジタルイメージング用の光検出と測距(LIDAR)技術メーカーだ。
自動運転車向けについては、Velodyneの技術は光、カメラ、レーザーベースのセンサを組み合わせて使うことで周辺環境を評価するほか、360度の視界を生み出し、地図作成、ローカライゼーション、物体認識、衝突回避に利用できる。Velodyneは今回の資金を、デザインの改良、生産の拡大、同社技術の大規模導入の加速に使いたいと考えている。
Fordの最高技術責任者(CTO)を務めるRaj Nair氏は発表の中で、「FordはVelodyneと長期にわたる関係を築いており、当社の出資は、世界中の消費者に自動運転車を提供することに尽力しているわれわれの取り組みを明確に示すものだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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