8月23日~8月30日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは米国時間8月29日月曜日から、メディア向けに、9月7日のスペシャルイベント「See you on the 7th」の招待状を送付した。このイベントで、iPhone 7をはじめとした複数の新製品が発表されると見られている。今回も、ライブ配信が用意される。
米国太平洋夏時間9月7日午前10時から、サンフランシスコ市内にあるビル・グラハム・シビック・オーディトリウムでの開催となった。この会場は、2015年9月9日に開催したiPhone発表イベントで初めて使用し、2016年6月の開発者会議WWDC 2016でも、基調講演会場として選ばれている。Appleイベントの新しい「顔」になりつつある場所だ。
Appleは、2016年第1四半期をピークに、iPhoneの販売台数の前年同期比割れを起こしている。大画面化したiPhone 6の非常に好調な販売に対する反動、先行する市場でのスマートフォン普及の飽和、世界経済不安、中国市場の混乱といった数々の要因が背景にあり、2016年第2四半期からの販売低迷はApple自身も予測していた。
こうした状況を見ると、iPhone 7だけで変えることは難しいが、より大画面、より大容量のモデルを用意するなどして魅力を高めることで、販売台数減を平均販売価格の上昇で補う戦略をとると見ている。
ゆえに、5.5インチモデルのiPhone 7 Plusがどれだけの魅力を発揮するかに筆者は最も注目している。
ウォズニアック氏、次期「iPhone」のイヤホンジャック廃止に反対(8/25)Appleは、iPhone/iPad向けのiOS 9.3.5をリリースした。「重要なセキュリティ問題を修正した」としており、Apple以外のセキュリティや情報技術に関連する団体も、即座にアップデートすることを勧めている。
この最新版では、リンクをクリックすることで通話やSMS、メールを傍受可能にするマルウェアがインストールされる問題を修正している。この問題は、アラブ首長国連邦の著名人権活動家Ahmed Mansoor氏に宛てられたSMSで発覚した。
iOSのアップデートは、「設定」アプリ >「一般」>「ソフトウェアアップデート」から行える。
アップル、「iOS 9.3.5」をリリース--重要なセキュリティの問題を修正(8/26)iPhoneなどの新製品の"修理のしやすさ"を評価する技術サイトiFixitは、iPhone 6でタッチスクリーンが反応しなくなる現象を指摘し、この問題が頻発していることを報じた。この問題に対して、米国カリフォルニア州で集団訴訟が起きている。
iFixitによると「画面最上部に灰色のちらつくバーが表示され、タッチスクリーンが反応しなくなる」という現象が発生するという。そのことから、「タッチ病」と名付けられている。現在のところ、無償修理などの対策がAppleから出されているわけではない。
「iPhone 6」のタッチ画面が反応しなくなる--アップルに集団訴訟(8/30)2011年8月24日に、Steve Jobs氏からAppleのCEO職を受け継いだTim Cook氏は、就任から丸5年を迎えた。
Tim Cook氏は、iPhone 6/6 Plusの大画面スマートフォンのリリースで大成功を収め、また低迷を続けているiPadの高付加価値化による再生、Macラインアップの刷新に取り組んでいる「最中」だ。Appleをブランドとしてより確固たるものに変え、ライフスタイルや個人を象徴するアイテムへと進化させるプロセスが進行している。
Tim Cook氏が取り組んでいるのは、iPhoneからの脱却と、サービス部門の売上高拡大だ。Apple Watchの投入と前述のiPad Pro戦略は、iPhone偏重の経営からの緩やかな移行を促し、逆にiPhoneに懸かるプレッシャーを和らげる役割がある。またApp Store、Apple Music、Apple Payといったサービス部門は、獲得したiPhoneユーザーから持続的な収益を得る仕組みだ。
今後も、Appleの歩みは、ギークではなく、一般の人々がついて行けるスピードで進んでいく。スマートフォンそのものの存在の変化や、医療、自動車、スマートホームといった新たな領域への取り組みを、じっくり進めていくことになるはずだ。
クックCEOはアップルをどう変えたか--5年間の功績と失敗、消えない疑問(8/24)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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