ソニーは8月30日、BluetoothやWi-Fiなどのワイヤレス機能を備えたホームシアターの新製品を発表した。サウンドバー、台座タイプ、サイドスピーカなど、3つの形状をそろえる。発売は9月10日から順次。
発表されたのはサウンドバータイプの「HT-CT790」(想定税別価格:5万5000円前後)、テレビの下に設置する台座タイプの「HT-XT2」(同:3万5000円前後)、テレビサイドに置けるスピーカタイプの「HT-ZR5P」(同:5万円前後)の3機種。いずれもBluetoothによるワイヤレス再生でも高音質を実現するオーディオコーデック「LDAC(エルダック)」に対応しているほか、「Google Cast」などWi-Fi経由のストリーミング環境を備える。
独自の「SongPal Link(ソングパルリンク)」機能にも対応し、複数のスピーカを組み合わせることで家中どこでも同じ音楽を聞ける「Wireless Multi-room」、対応するBluetoothスピーカをワイヤレスサラウンドのリアスピーカとして使える「Wireless Surround」にも対応。購入後リアスピーカを増設したいというニーズに応える。
CT790は、バータイプスピーカとサブウーファを組み合わせたスピーカシステム。サウンドバーは高さ52mm×幅1030mm×奥行き126mmの低背デザインで重量は約2.8kg。画面を邪魔せずテレビの前に設置できるほか、壁掛けにも対応する。フルレンジスピーカを搭載し、HDMIは入力3系統、出力1系統を装備。
XT2は、トゥイータとウーファの2ウェイスピーカシステムを内蔵。サイズは高さ80mm×幅720mm×奥行き325mmで、重量約8.5kg。本体にサブウーファも内蔵し、省スペースでの設置が可能だ。HDMI入力は装備しておらず、光デジタル音声入力を1系統装備。HDMI出力は1系統備える。
ZR5Pは、テレビの両脇に設置できるサイドスピーカ。高さ161mm×幅101mm×奥行き101mmのコンパクトボディにトゥイータとウーファを搭載した2ウェイスピーカ構成で、両側面にはデュアルパッシブラジエータを搭載。低域を増強する。左右それぞれのスピーカに電源は必要になるが、マスターとなる左側のスピーカとテレビをHDMI接続すれば、左右のスピーカ間はワイヤレスで接続することが可能。コンパクトサイズと合わせて、設置のしやすさが特長だ。
3機種ともに、DSD、リニアPCM、FLAC、ALAC、MP3などの音楽ファイル再生を実現。4K/HDRに対応するほか、1.5mのHDMIケーブルを付属する。
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