これまでの通知は、テキストとサムネイル画像を表示する程度の表現力しかなかったが、「インタラクティブ通知」では、ビデオやアニメーションなどを拡大した通知の中で確認できるようになる。
WWDC 2016で紹介していたのは、Uberの車の位置を表示する地図だ。通知を拡大すると、自分の位置とドライバーの位置のリアルタイムマップを通知の中で確認できる。また、HomeKitに対応するドアホンやセキュリティカメラからの通知の開いて、ライブ映像を確認することも可能だ。
個人的に楽しみな使い方は、スポーツアプリ。自分が贔屓にしているチームの得点シーンなどが通知で届いた際、その通知の中で得点シーンのビデオクリップが流れてくるようになると、よりスポーツを楽しめるのではないだろうか。
iOS 10では、ウィジェットと通知によって、ロック画面の価値が大幅に高まる。アプリそのものを開いている時間が短くなっても、ユーザーはアプリから切り離されたアプリの機能を、さまざまな場所で体験できるようになるだろう。
こうした変化にはアプリ開発者の対応が不可欠だ。ユーザーがその瞬間何をしたいのかを、適切な機能や情報のサイズに切り出して、通知を通じて提供できるようにすることが重要になる。
ロック画面の変革は、アプリ開発者とユーザーとの関係性や、ビジネスモデルにも影響を与えていくことになるだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス