Googleが教員および生徒向けのアプリ「Expeditions」と「Classroom」を改良した。
Expeditionsは、スマートフォンと仮想現実(VR)ヘッドセット「Google Cardboard」を活用して生徒たちに仮想世界の校外学習を体験してもらうアプリ。今回の改良で「行ける」場所が増えたという。同社がブログで発表した。
新しいExpeditionsには、月面歩行、ホワイトハウスの家庭菜園への訪問、人体の肺の中の探検、ブータンのヒマラヤ山脈の散策、海底散歩、タージマハルの歴史探訪、第2次大戦中のタスキーギ航空部隊が操る航空機との遭遇などの体験が新たに追加された。
さらにExpeditionsは「Android」の枠を超え、近日中に「iOS」搭載機器でも使用できるようになると、Googleは今回のブログ記事で明らかにした。「iPad」の場合、ユーザーはヘッドセットではなく、フルスクリーンモードを用いることが可能になるという。
また、教員の学級管理や、生徒との連絡を支援するために作られたGoogle Classroomにも、いくつかの新機能が追加された。
まず、生徒の保護者に対しては、学級通信と併せて、子供たちの次回の宿題の概要について、毎日あるいは週単位でメールで受け取る選択肢が新たに加わった。
また、教員と生徒がClassroom内の文書に注釈をつけられるようになった。例えば教員がこれを利用して、「生徒の提出物に直接書き込んで、すばやく宿題を採点したり、テキストあるいは小説の重要な一節にマーカーで線を引いたり」できると、Googleでは説明している。一方、生徒たちは「デバイス上で直接、宿題を完成させ、図を描きながら数学の問題を考え、さらには創造的なアイデアのスケッチを描くといったことが可能になる」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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