最近、中国でAppleの勢いが衰えているが、同社CEOのTim Cook氏はこれを好転させたいと考えている。
Cook氏は現地時間8月16日、この3カ月で2度目となる北京訪問で、第一副首相の張高麗氏と会談した。中国の国営通信社である新華社が報じている。
新華社によると、会談で張高麗副首相は、Appleなどの米国企業に同国への投資の増大を呼びかけ、そうすることで世界経済が強化されると語った。
中国高官のこの言葉は、Cook氏の耳に心地よく響いたことだろう。中国政府は外国企業に対して厳しいとの定評があり、これはAppleにも心当たりがある。中国は4月、Appleの「iTunes Movies」と「iBooks」のサービスを停止したのだ。以降、Appleは中国各地の裁判所でさまざまな商標訴訟に悩まされている。
Cook氏は会談で、Appleが中国に研究センターを開設することを明らかにした。
Appleは声明で、「センターは2016年にオープンする。中国におけるAppleの技術チームと営業チームをまとめ、中国と世界の顧客のための最新の技術とサービスを開発する」と述べている。
中国は、しばらくの間Appleにとって米国に次ぐ第2位の市場だったが、現在、欧州が第2位に入り中国は第3位になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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