編集記者のアンテナ

【ゆとり記者の古モノ修理記】「え、ここも故障?」--100円のジャンクカメラを救え!

山川晶之 (編集部)2016年08月14日 11時30分
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 CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回は、主にウェブサービス周りを取材している山川が担当する。

キヤノンが1961年に発売したコンパクトカメラ「キヤノネット」
キヤノンが1961年に発売したコンパクトカメラ「キヤノネット」

 以前の記事からだいぶ時間が空いてしまったが、100円で買ったキヤノン製コンパクトカメラ「キヤノネット」の修理記事の続編をお届けしたい。 前回の記事では、フィルムを巻きつけるスプールがきちんと回らず、写真がうまく撮れなかったが、果たして復活することはできたのか。

キヤノネットで撮影(Instagram:@yamachom撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@yamachom撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@mzeklm撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@mzeklm撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@yamachom撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@yamachom撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@s1utama撮影)
キヤノネットで撮影(Instagram:@s1utama撮影)

 この写真、すべてキヤノネットで撮影されたもの。そう、無事にジャンクから這い上がったのである。しかし、スプールよりやっかいな故障が相次ぎ、修理も一筋縄ではいかなかった。ふたたび、風景を切り取れるようになるまでの“手術”の様子をお伝えする。

故障のオンパレード--これが100円クオリティか

 真っ先に故障を疑ったスプールは、側面のネジが緩んでたようで締め直し。また、フィルムの装填方法も間違えていたようで、順巻きで装填したところ無事にフィルム送りができるようになった。

フィルムの正しい装填方法は、スプールの切り込みにフィルムを差し込み、矢印の突起にフィルムの穴をひっかける
フィルムの正しい装填方法は、スプールの切り込みにフィルムを差し込み、矢印の突起にフィルムの穴をひっかける

 本来であればこれで修理完了のはずなのだが、このあと故障が相次ぎ、シャッターが動かない(レリーズボタンを押してもシャッターが閉じたまま)、絞り羽根の固着(F16のまま固定されている)、スローシャッターが動かない(特定のシャッタースピードからシャッターが開きっぱなしになる)、ファインダー内の絞り表示パネルの消失など問題が噴出した。

いろいろ問題が出てきたため、さらに分解して修理することとなった。写真はその様子。ここからさらにレンズユニットの中を分解していく
いろいろ問題が出てきたため、さらに分解して修理することとなった。写真はその様子。ここからさらにレンズユニットの中を分解していく

 とにもかくにも、修理にチャレンジすることにした。ちなみに、記事の体裁上スムーズに修理しているように見えるが、合計で5~6回ほど分解と組み立てを繰り返している。スローシャッターの問題も、実はシャッター機構と絞り機構を修理して組み直した後に発症したものだ。次々にボロが出る感じ、さすが100円。

 まずは、シャッター羽根と絞り羽根の修理から始めることにする。

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