CerevoとNTTドコモ(ドコモ)は8月2日、ドコモが開発した「ポータブルSIM」技術を含む「PSIM Suite(ピーシム スイート)」のライセンス契約を締結したと発表した。
CerevoはNTTドコモからライセンスを受けて、SIMを自由に切り替えて通信が可能なデバイス「SIM CHANGER デルタ」を開発。同日より生産販売するためのクラウドファンディングをMakuakeで開始している。発売開始日は2017年3月を予定している。
クラウドファンディングの価格は、200台限定のコースが1万800円(税込)から。200台以上売れた場合は一般販売をする予定で、価格は1万5000円(税別)になる見込みだ。
SIM CHANGER デルタのターゲットは、海外出張で複数のSIMを使い分けている人や通信用とデータ通信用など複数のSIMを使い分けている人だ。
各国の事業者ごとのSIMカードを本デバイスに装着しておくことで、海外への渡航の際に、各国の事業者のSIMカードにスマートフォン上のアプリから手軽に切り替えて利用できる。
また、国内でもたとえば通話用のSIMカードとデータ通信用のSIMカードをデバイスに装着しておけば、通常はいつも利用する電話番号やメールアドレスのSIMカードを使用し、データ容量の多い通信をしたいときだけ、データ通信用のSIMカードに切り替える──といったことが可能になる。
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