「Apple Store」アプリに、今後2週間以内に新機能が追加されそうだ。この取り組みに「詳しい人々」の話として、Bloombergが米国時間7月28日に報じた。
報道によると、この機能はユーザーの購入履歴を活用して、おすすめ情報を表示するというもの。
購入履歴を調べる機能は、プライバシーの侵害とみなされるおそれがあり、Appleはユーザーのプライバシー保護のために戦う企業というイメージを売り込むことが多い。とはいえ、AppleはGoogleとAmazonとの競争に直面している。この両社はデータ収集を利用して、ユーザーの要望やニーズをピンポイントで把握しようとしている。
おすすめ情報は、「For You」と呼ばれる新しいタブをタップすると表示されると、Bloombergの情報筋は語っている。Apple StoreアプリはiPhone版と「iPad」版が存在するが、この新機能は両方に追加され、いずれの端末でも同じように動作する。同アプリは「iPod touch」と「Apple Watch」もサポートしている。
Appleは同社の小売店舗で既にビーコンを使用している。それによって、ユーザーの位置情報をピンポイントで特定して、そのユーザーのiPhoneに特定の情報を配信および表示し、特定のストアサービスへのアクセスを提供する。モバイル端末でAppleの「iBeacon」テクノロジを有効にすると、そのユーザーがApple Storeで関心を持つかもしれない特定の製品の詳細情報が表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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