アップルのストリーミングTVサービス、交渉決裂は傲慢な態度が原因か--WSJ報道

 The Wall Street Journal(WSJ)によると、長年うわさされてきたAppleのストリーミングTVサービスが実現しなかったのは、同社の傲慢な交渉戦術が原因だという。

 AppleとCBSやDisney、Foxなどの主要ネットワークの間で契約が成立する可能性もあったが、商談がまとまらなかったのは、Appleのソフトウェアおよびサービス担当シニアバイスプレジデントのEddy Cue氏が交渉中に傲慢な印象を与えたからだ、とWSJは米国時間7月28日に報じた。このストリーミングテレビサービスは、2015年発売の新型「Apple TV」ボックスの一部として発表されるのではないか、と多くの人が予想していた。

 WSJの記事では、以下のことが報じられている。

  • 2013年、Cue氏はアロハシャツとジーンズ、素足にテニスシューズという格好で、Time Warnerの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bewkes氏との交渉に遅れて姿を現した。Cue氏の交渉相手のメディア企業幹部陣は皆スーツを着用していた。
  • Cue氏の押しの強い戦略を端的に象徴するのは、「われわれはAppleだ」という同氏の発言である、とケーブルテレビ業界の幹部の1人は匿名で述べた。
  • Appleはケーブルネットワークから契約者1人あたり月額10ドルの取り分を要求した。また、「Apple ID」ログインを通して体験を管理することを望んだ。
  • AppleはDisneyのケーブルチャンネルのライセンス料金として同社に支払う月額料金の据え置きを求めた。これは、毎年料金が上がっていく通常のモデルにそむく内容である。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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