インド政府と数カ月にわたり交渉してきたAppleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は、米国時間7月26日、同社がインドで直営店を開くと明言した。
この発表は、Appleの2016年度第3四半期決算に伴う電話会見にあわせて行われた。Cook氏は、計画されている店舗数、展開の時期などについては明らかにしなかった。
「いまやインドは、Appleにとって最も成長の速い市場のひとつだ。2016会計年度の第3四半期までに、インドでの『iPhone』販売台数は前年比で51%増えた」「われわれは今後インドに直営店を開設するのを楽しみにしており、この活気あふれる国に莫大なポテンシャルがあると考えている」と、Cook氏は述べた。
Appleは、2016年初めごろからインドでの直営店開設を希望していたが、販売される製品を構成する部品の少なくとも30%を国内で調達することを義務づけた同国政府の外国投資基準により、実現が妨げられていた。その後、インド政府はこの法律を改定し、一定の基準を満たした外国企業に対してはある程度の融通の余地を与えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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