ブランドロイヤルティやブランドへの感情的関与を調査するコンサルティング企業Brand Keysが、米国時間7月25日に新たな調査結果を発表した。
同社は7月の最初の2週間に成人消費者4000人を対象とした調査を実施し、革新的な企業と言われて思い浮かぶテクノロジ企業の名を尋ねた。
その結果、2015年の調査で首位だったAppleが第4位に後退した。もしかすると、次期「iPhone 7」が「iPhone 6」によく似ているとの憶測が流れているために、人々はAppleのさらなる革新性に疑問を抱いているのかもしれない。
だが、革新的な企業ランキングで順位を落としたのはAppleだけではない。サムスンが3位から5位に後退したほか、Microsoftも11位から18位に転落している。
この件に関してApple、サムスン、Microsoftに対してコメントを求めたが、回答は得られなかった。
革新的な企業について、消費者はどのような見解を持っていたのだろうか。
消費者の考えを推し量る1つのヒントは、革新的な企業のトップにGoogleが選ばれた事実にありそうだ。同社の自動運転車に人々は期待しているのかもしれない。
Googleの次点につけたのはAmazonだ。園芸用の種や下着がドローンで配達される日を消費者は待ちわびているのだろう。
そして3位にはFacebookがランクインした。グラノーラよりオートミールの方が美味しいと思うのと似た感覚で、AppleよりFacebookの方が革新的だと判断する消費者もいるのかもしれない。
そのほか今回のランキングのトップ20には、Airbnb、Snapchat、Shutterfly、BuzzFeed、ClassPass、theSkimmという新しい顔ぶれが登場した。
「新顔のブランドはすべて、各自の競争分野に進化をもたらしている企業であり、消費者に真の価値を付加している」と、Brand Keysの創設者兼プレジデントのRobert Passikoff氏は声明の中で述べている。
また、こうした新たなブランドの登場によって、Uber、LinkedIn、Slackなどの著名な企業が軒並みランキング圏外に姿を消した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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