Appleが絡む自動車関係の憶測は一段落したと思っていたが、再び新たな報道が始まったようだ。Apple製の自動車が走り回っているのが見つかったわけではない。元ハードウェア担当幹部を極秘プロジェクト「Project Titan」の責任者に据えたと報じられたのだ。
The Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、かつてハードウェアエンジニアリングに関するAppleの取り組みを指揮していたBob Mansfield氏が、Project Titanの監督者になるという。同氏は1999年に同社に入社し、2013年に幹部の地位を降りてからは顧問を務めてきた。また、「Apple Watch」など、他の特別プロジェクトも手がけてきた。
Appleにコメントを求めたが、今のところまだ回答はない。また、同社はWSJに対してもコメントを避けている。と言うより、同社はProject Titanに関して堅く口を閉ざしてきた。このプロジェクトが存在することは誰もが確信しているが、WSJの情報筋の場合のように、匿名を条件とせずに誰かから話を聞くのはまず不可能だ。
Project Titanが自動車そのものではないということも考えられる。実際、UberやLyftに似たエコシステムの始まりだという可能性はある。その場合、必要なときにApple製の自動車に乗車予約できる日がいつか来る。中国におけるUberの最大のライバルであるDidi ChuxingにAppleが出資していることを考えると、この考えはそれほど突飛なものではないかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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