Appleは米国時間7月22日、「Pokemon GO」がApp Storeでのアプリ配信後1週間のダウンロード件数で史上最高記録を達成したと述べた。Appleは、正式なダウンロード件数や、それまでの最高記録を保持していたアプリについては明らかにしていない。
Pokemon GOは米国で7月6日にリリースされて以来、社会現象となっている。ポケモンという小さな生物が、あたかも実世界に存在しているかのようにスマートフォンに表示する無料のモバイルゲームだ。ユーザーらはこのゲームでポケモンをゲットしようと何マイルも歩き回っているようだ。Pokemon GOはわずか4日で、米App Storeの無料アプリの第1位に躍り出た。
アプリ分析企業Sensor Towerは先週、任天堂とNianticが提供するPokemon GOの「iOS」と「Android」のダウンロード件数が3000万件を超え、売り上げは3500万ドルを超えたと述べた。同アプリは、Facebookなど世界で最も有力なアプリよりも頻繁に毎日使用されている。
金融企業Needhamは20日、Pokemon GOによってAppleの今後12~24カ月間の売上高が30億ドル増加する可能性があるとの予測を示した。Pokemon GOのダウンロード件数のうちの3分の2がiOS搭載端末で実行されており、Needhamは、しあわせタマゴやルアーモジュール、ポケモンボックスなどを購入するためのアプリ内課金の80%がiOS搭載端末で発生していると見積もっている。
アプリ市場の減速が報じられる中、爆発的な人気を集めるPokemon GOが登場した。Sensor Towerなどが集計したデータからは、上位アプリのダウンロード件数が減少し、頻繁に使用するアプリ以外に新しいアプリを検索しようとするユーザーは少ないことがうかがえる。Pokemon GOは、例外的にそうした傾向に反しており注目すべきと存在なっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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