米ヤフー、中核事業をベライゾンに売却へ

Steve Ranger (ZDNet UK) 翻訳校正: 編集部2016年07月26日 07時48分

 Verizonは米Yahooの中核事業を約48億3000万ドルの現金で買収する。両社が連名で発表した。

 Yahooは世界中に10億人を超えるユーザーを抱え、同社サービス全体にわたる月間アクティブモバイルユーザーは6億人にものぼる。

 Verizonにとっては最近で2度目の大きな買収となった。同社は1年余り前に、AOLを44億ドルという今回をやや下回る金額で買収したばかりだ。

 今回の買収は2017年第1四半期に完了する予定だ。Yahooの現金、同社が保有するAlibaba Group Holdingsの株式と日本のヤフーの株式、そして「Excalibur」ポートフォリオと呼ばれる非中核特許は、今回の買収に含まれない。これらの資産は引き続きYahooが保有する。Yahooは買収完了後に社名を変更し、上場した投資会社になる予定だ。Bloombergによると、これらの資産の時価総額は約400億ドルになるという。

 Yahooの事業はAOLに統合される。

 Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏は買収完了後も同社にとどまるつもりで、「Yahooは世界を変えた企業だ。Yahooが誕生するまで、インターネットは政府の研究プロジェクトだった。Yahooはウェブ、電子メール、検索、リアルタイムメディアなど多くのものに人間味を与え、普及させた」と述べた

 AOLとYahooの両方のポートフォリオを合わせると、金融、ニュース、スポーツなどにわたって25を超えるブランドが存在する。約2億2500万人の月間アクティブユーザーを擁する、世界で最も人気の高い電子メールサービスの1つもその中に含まれている。


Marissa Mayer氏
提供:CBSi

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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