フランスのデータ保護当局である情報処理及び自由に関する全国委員会(CNIL)は現地時間7月20日、Microsoftに対して正式に通告し、「ユーザーの同意なしに、過剰なデータを収集し、ユーザーのブラウジングを追跡するのを止める」よう命じた。
CNILの通告は、4月~6月に実施した7件の調査と、Microsoft関係者との面談の結果に基づいている。これらの調査は、「Windows 10」がフランスのデータ保護法(French Data Protection Act)に沿ったものであることを確認するために行われた。
CNILは通告の中で、Microsoftが以下の違反を犯していると指摘した。
今回のCNILの通告では、「正式な通告は制裁ではなく、Microsoftが規定の期間内にデータ保護法に従う場合は、それ以上の措置が下されることはなく、その際は通告の手続きを終了し、その判断についても公示する予定だ」と強調している。
通告ではMicrosoftに対し、3カ月以内に法令を順守するよう求めている。
Microsoftのバイスプレジデントで副法律顧問のDavid Heiner氏は、電子メールで以下のようにコメントした。
当社はWindows 10に強力なプライバシー保護機能を組み込んでおり、それらの保護機能をさらに高めるよう引き続き取り組む中でフィードバックを歓迎している。当社は今後数カ月間、CNILと密に協力してその懸念点を十分に理解し、承諾いただける解決策に向けて取り組んでいく。(抜粋)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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