グーグルの「Now on Tap」の言語翻訳機能が拡張された。
Now on Tapは一部の言語とユーザーの母語の間を双方向翻訳する機能を備える。Googleが米国時間7月6日のブログ投稿で述べたところによると、今回、その機能が「Android」端末のあらゆるモバイルアプリや画面でサポートされるようになったという。外国語で書かれたウェブページにアクセスすると、同機能はそのテキストをユーザーの母語に翻訳するかどうかを尋ねる。アプリやそのほかの画面では、「Home」ボタンを長押しして、「Translate this screen」(この画面を翻訳)カードをタップするだけで、外国語のテキストが翻訳される。
Googleによると、この翻訳機能は、言語が英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語に設定されたスマートフォンで利用できるという。1つの画面上で複数の言語を翻訳することも可能だ。
Googleは、ウェブサーフィン中に外国語で書かれたページに出くわしたユーザーを機械翻訳で支援する市場を独占しようとしている。同社はモバイルアプリや専用ウェブページ、「Google Chrome」ブラウザを通して翻訳を提供しているが、「Skype Translation」や「Microsoft Translate」などの競合サービスとの競争に直面している。
今回、Now on Tapに追加された機能は、翻訳だけではない。
新しい発見機能は、画面に表示されたさまざまなものに関する情報を提供することができる。例えば、Android端末を使ってDonald Trump氏のような話題を検索して、検索結果からTrump氏に関する記事を開いた後、Homeボタンを長押しすると、Now on TapがTrump氏の経歴やトランプタワー、The Trump Organizationについての関連記事へのリンクを表示してくれる。
最後に、Now on TapはバーコードやQRコードから情報を検索することもできる。Android端末のカメラをそれらのコードに向けて、Homeボタンをタップするだけで、そのアイテムに関する情報が表示される。このオプションは、次に買い物に行くときに役立つかもしれない。 この機能は「パッケージされた製品や書籍、DVDなど」で利用できる、とGoogleはブログ投稿で述べている。
Now on Tapを利用するには、「Android 6.0」を搭載し、言語が英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、またはロシア語に設定された端末が必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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