「Android Wear」スマートウォッチから移植されたこの機能を利用すると、通知シェード内から直接テキストメッセージに返信することができる。新規メッセージを受信したら、画面の上部に小さなアラートが表示される。ユーザーはそのアラート内で返事を入力し、それまでやっていた作業に戻ることができる。iOSでは、しばらく前から同様の機能が提供されているが、Androidでも同じことが可能になるのは素晴らしい。
通知メニューが多数の通知で雑然としているなら、この機能が役に立つかもしれない。開発者は、自身のアプリからの通知をグループ化できるようになる。ユーザーは、通知メニュー内でアプリごとにまとまった通知を目にすることになり、まとまりをタップして拡張するとそれぞれの通知を表示できる。
これについても、iOSの通知メニューに同様の機能があり、ユーザーはそれを手動で有効にしなければならない。この機能がAndroidにも追加されるのは、歓迎すべきことだ。
「Android 6.0 Marshmallow」で初登場した「Doze」は、バックグラウンドコンピューティングの実行を停止するバッテリ節約機能で、スマートフォンが使われておらず、完全に静止した状態にあるときだけ有効になる。Doze on the Goも同じ働きをするバッテリ節約機能だが、ユーザーが移動中(例えば、スマートフォンがポケットの中でアイドル状態にあるとき)でも動作するという点だけが異なる。Googleは「Project Svelte」にも取り組んでいる。これは、Androidが必要とするメモリ量の軽減を狙っている。その目的は、最新バージョンのAndroidをさらに多くのデバイス(特にローエンド仕様のデバイス)に導入できるようにすることにある。
Appleの「Night Shift」機能に似たNight Modeの狙いは、夜間に明るいディスプレイを見ることで生じる目の疲れを軽減することだ。Night Modeは画面の色を通常の青みがかった色から黄みがかった色に近づけることで、夜の遅い時間帯に、ユーザーの目への刺激を和らげる。明るさやセピア色の色合いを調整することも可能だ。
われわれは先行披露された多くの機能を見てきたが、それでもNougatの完成版に搭載されるすべての機能を把握しているわけではない。勇敢で好奇心旺盛な人のために、テスト用のベータ版がGoogleの「Nexus 6P」「Nexus 5X」「Nexus 6」と、「Nexus 9」「Pixel C」タブレットの所有者向けに既に公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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