Googleの「Chromebook」は、割り切ったスペックにより省電力、高速起動、低価格などを実現させたノートPCだ。さまざまな作業をウェブブラウザでこなせる現在、Chromebookで不自由を感じることはほとんどない。しかし、対応アプリの種類は決して多くないため、GoogleはChromebookでAndroidアプリを動かせるようにし、てこ入れを図っている。
豊富なAndroidアプリをノートPCで使いたいのなら、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のAndroidラップトップ「Hybrx」を検討してはどうだろう。
Hybrxは、Android 5.1(開発コード名「Lollipop」)ベースのOS「Remix OS」を搭載するノートPC。Remix OSのバージョンは現在2.0で、今後3.0へアップデートする予定。以前紹介したAndroid対応の超小型PC「Remix Mini」同様、ほとんどのAndroidアプリを動かせる。
キーボードと11.6インチ(1366×768ピクセル表示)画面を備え、タッチパッドやマウスを使うことで、ノートPCと同じ感覚でAndroidアプリを利用できる。画面にはタスクバーが表示され、マルチウィンドウおよびマルチタスクに対応。ウィンドウの最小化と最大化といった操作にも可能。ただし、タッチスクリーンは非搭載。
プロセッサは、Allwinner製の64ビット、クアッドコア「Cortex A53」。メモリ構成は、1GバイトのRAMと16Gバイトのフラッシュか、2GバイトのRAMと32Gバイトのフラッシュという2モデル。128GバイトのMicro SDカードが使える。
H.265/H.264 4Kビデオのデコードに対応しており、Mini HDMIポートから4K HDMIの出力が可能。ヘッドホンジャックと、2つのUSB 2.0ポートを備える。無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11bgn)とBluetooth 4.0に対応。
サイズは11.6×7.8×0.7インチ(約29.5×19.8×1.8cm)、重さは2.4ポンド(約1.1kg)。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月5日まで。記事執筆時点(日本時間7月4日11時)でキャンペーン期間は31日残っているが、すでに目標金額7万5000ドルを大きく上回る約9万ドルの資金を集めている。
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