クラウドファンディングサービスKickstarterで、手のひらサイズの超小型PC「Remix Mini」が人気を集めている。注目されている理由は、Androidアプリケーションを操作できるPCだからだろう。
Remix Miniは、Android 5.0(開発コード名「Lollipop」)ベースのOS「Remix OS」を搭載するデバイス。Google Playで配信されているものなど、すべてのAndroidアプリが使えるという。一方、画面にはタスクバーが表示され、マルチウィンドウおよびマルチタスクに対応。マウスやキーボードも使えて、PC同様に操作できる。
本体サイズは124mm×88mm×26mmとコンパクトだが、スペックは本格的。プロセッサは動作周波数1.2GHz、64ビットのクアッドコア「Cortex-A53」(Allwinner製)を採用し、H.265 4Kビデオのハードウェアデコードに対応する。
Ethernetポートを1つ、USB 2.0ポートを2つ、HDMI 1.4ポートを1つ備えるほか、オーディオ用ラインアウト端子、ヘッドフォン用ミニジャックも設ける。もちろん、無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11bgn)およびBluetooth 4.0による通信も可能。Micro SDカード用スロットもある。消費電力が10Wと少ないことも魅力だ。
開発チームは、ストレージ容量とRAMサイズの異なる2種類を用意している。それぞれの価格は、ストレージ容量8Gバイト/RAMサイズ1Gバイトモデルが40ドル(アーリーバード向けは20ドル)、同16Gバイト/2Gバイトモデルが50ドル(アーリーバード向けは30ドル)。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月29日まで。記事執筆時点(日本時間7月17日11時)でキャンペーンは40日以上残っているが、目標金額5万ドルの6倍を上回る30万ドル超の資金を集めている。
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