Dellが「Android」ベースのタブレットシリーズ「Venue」の販売を終了する。新しいモデルで置き換えることもないという。米CNETはVenueの2モデルを「Best Android tablets of 2016」に選出していた。
米国時間7月1日時点で、DellはAndroid製品を販売していない。
Dellの広報担当者は次のように述べている。「スレート型タブレット市場は飽和状態にあり、顧客からの需要が低下しているため、当社はAndroidベースのタブレット製品Venueを終了することにした」
Dellはハイブリッド型「Windows」デバイスに注力する意向だ。その一部は、これまでのAndroidタブレットと同じVenueブランドで販売されている。
広報担当者によると、Dellは既存のデバイスを新しいバージョンのAndroidにアップグレードすることもないという。現在有効な保証は履行する。
DellはこれまでにもAndroid製品を手がけ、後に断念したことがあった。Dell初のAndroidデバイスはスマートフォンで、5インチの「Dell Streak」を2010年に発売した。続いて「Dell Venue」「Dell Venue Pro」を発売した。Dellは2012年にスマートフォンの開発を終了し、Venueの名前を一時的に廃止した。
Dellの広報担当者によると、同社が今後Androidを活用していく可能性はあるという。「これでAndroidベースの製品は当社の現行ポートフォリオから姿を消すが、われわれは完全に道を閉ざしているわけではなく、将来Androidをサポートすることについて引き続きオープンだ」と、この担当者は述べている。
DellがAndroid製品の開発を終了したというニュースは、PCWorldが最初に報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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