iOSの「Messages」では、より大きな絵文字や、より印象的なテキストを利用できるようになる。それには、急に大きくなったり、揺れたりするメッセージや、指でなぞると文字が浮かび上がる「インビジブルインク」で書かれたメッセージが含まれる。
より大きく表示される絵文字は、筆者のデスクトップに必要なものだろうか。おそらく不要だろう。しかし、Messagesは今でもスマートフォンとコンピュータの間で最も円滑にやりとりできるメッセージングシステムの1つである。インビジブルインク(マウスカーソルを上に重ねるまでメッセージが表示されない)を含む新機能を利用するには、macOSベータ版と「iOS 10」ベータ版の両方が必要だ。macOSの開発者向けプレビュー版を実際に使用したわれわれのテストでは、大きな絵文字とインビジブルインクは正常に動作したが、ほかの新しいテキストフォーマット機能には、まだ動作しないものもあった。
これは小さな新機能だが、利便性を大幅に高める可能性を秘めている。特定のウェブサイトで、動画をページ内のスペースではなく、画面の端の方に配置された小さな動画用ポップアウトウィンドウ内で再生できるようになる。これにより、ユーザーはほかのウェブサイトを閲覧したり、ほかの作業をしたりしながら、その動画を視聴することができる。今の早い段階でこの機能を試用できるサイトには、ESPNとVimeoが含まれる。ほとんどのHTML5動画(「Flash」ではない)も快適に動作するはずだ。
本記事で紹介したのは、macOSに追加される新機能のほんの一部でしかない。ほかの新機能には、iPhoneとMac間でコンテンツを共有できるユニバーサルクリップボード、「Apple Watch」からMacのロックを自動解除できる機能、一部の国において「Apple Pay」対応ウェブサイトでの決済時に、iPhoneで認証できる機能などが含まれる。
2016年中の正式版リリースに期待しよう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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