Uberは米国時間6月27日、同社のドライバー向けアプリにPandoraを追加した。これにより、ドライバーは道路により目を向けたままPandoraのデジタルラジオをストリーミング再生したり、ステーションを切り替えたりできるようになった。
Uberが音楽関係の企業と提携するのは今回で2回目だ。同社は2014年、乗客向けに車内でSpotifyを聴くことのできる機能を発表している。Spotifyの会員はこの機能を利用して、Uberの自動車のスピーカーで楽曲を再生することが可能だ。
しかし、この機能の提供は数週間停止されている。乗客がSpotifyとPandoraの両方の音楽を車内で管理できる新システムの提供をUberが計画しているからだ。ドライバーと乗客の双方が楽曲を制御するツールを持っていて、ドライバーの聴きたい音楽と乗客の楽曲の好みが一致しない場合は、どちらが優先されるのだろうか。Uberはそれについて具体的な説明を避けたが、近いうちにそうした詳細を明らかにすると述べた。
Pandoraとの提携を発表した27日、Uberはドライバー向け機能を最初に提供したいと述べた。Spotifyとの提携では、乗客が強調されていた。ドライバーは今後6カ月間、広告のないPandoraストリーミング音楽サービスを無料で利用することが可能で、「Pandora One」サブスクリプションの月額料金4.99ドルを節約できる。ストリーミングで消費されるデータ量は、ドライバー自身の通信キャリアのデータ使用量上限にカウントされるが、T-Mobile契約者の場合、Pandoraのストリーミング再生はデータ使用量の対象外で、AT&TとVerizon、SprintはUberドライバーに割引を提供していることをUberは指摘した。
今回の新機能を利用できるのは、Pandoraがサービスを提供している3カ国(米国、オーストラリア、ニュージーランド)のUberドライバーだ。
Pandoraによると、同社はUberのドライバー向けアプリを通して音楽を聴くユーザー向けのプレイリスト(例えば、夜間の運転中に集中力が低下するのを防ぐ音楽ステーション)というアイデアや、予定されているオンデマンドサービスとTicketfly統合をUberサービスと組み合わせる方法を検討しているという。しかし、今回の公開時点では、いずれの機能も提供されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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