「Apple Music」のルックアンドフィールが次々とiTunesに引き継がれている。Musicの項目から、「Library」「For You」「Browse」「Radio」「iTunes Store」のメニューオプションを利用できるようになった。
複数のMacを所有している人は、これまでになく簡単に、ファイルを1つの端末から別の端末に移動できるようになる。iCloud設定メニューの新しいチェックボックスをチェックすると、複数のMacのデスクトップ上や書類フォルダ内のファイルが自動的に同期される。1つのmacOSシステムのデスクトップにファイルをドロップしたり、スクリーンショットを追加したりすると、数秒後に、それがほかのMacにも表示される。書類フォルダ(デスクトップと並んで、重要なファイルが保存されることの多い場所)も同じように動作するが、姉妹マシンの書類フォルダ内に各マシンの名前付きフォルダが作成される。
iTunesやMessagesのほかに、PhotosもSierraで大規模なアップデートが施されるアプリケーションだ。まず、ユーザーは新しい識別技術を使って、テーマごとに写真を検索することができる。「Google Photos」やHTCの「Zoe」機能と同様、Photosも自動的に複数の写真を選択して、動画やアルバムを作成する、「Memories」と呼ばれる機能を備える。
「Universal Clipboard」もAppleの特徴的な機能の1つだ。端末間で同じ「Apple ID」を使用していれば、設定不要ですぐに利用できる。この機能を使えば、複数の端末間でコピー&ペーストすることができるため、iPhoneで画像をコピーして、Macで「Keynote」スライドショーに貼り付ける、といったことが可能だ。テキストやURLも同様に、端末をまたいでコピー&ペーストすることができる。
Apple Watchを持っているのであれば、iOS 10とmacOSによって、同スマートウォッチの利便性は大幅に向上するだろう。Apple Watchを装着した状態でMacに近づくと、手作業でパスワードを入力しなくても、Macをスリープ状態から復帰させることができる。Apple WatchとMacの間で、セキュアなユーザー認証が行われるからだ。
これは人々が待望していた機能だ。さまざまなうわさが流れたが、ついに正式に発表された。macOS Sierraで、SiriがMacに搭載される。
ホームボタンを長押しする代わりに、Dockアイコンか画面右上のボタンをクリック、またはファンクションキーとスペースキー(現行の開発者向けプレビュー版では、このキーボードショートカットでアクセス可能)を押して利用する。
Mac上で、Siriを使ってウェブで画像を検索した後、その画像を書類にドラッグ&ドロップすることができる。ファイルも検索できる。例えば、ファイル名に特定の単語を含み、この1週間、またはこの1カ月内に撮影された画像をすべて見つける、といったことが可能だ。興味深い機能はほかにもある。Siriを使って、自分のハードウェアのシリアルナンバーや情報を確認できるようになった。
新しいmacOS Sierraは2016年秋に登場予定だが、開発者向けプレビュー版は既に公開されており、7月にはパブリックベータ版がリリースされる見通しだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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