読者の皆さんは、Appleの現行の「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」を気に入っているだろうか。それならばよい。新しい報道によると、「iPhone 7」はさほど変わらないものになるらしいからだ。
The Wall Street Journal(WSJ)は米国時間6月21日、この数カ月間のアナリスト予測やうわさを基本的に支持するような記事を掲載した。新型「iPhone」の外観や操作性を一変させるような、大幅なハードウェアの変更は2016年には間に合わないという。曲面有機EL画面や、ディスプレイに直接組み込まれた指紋リーダーなど、うわさされている機能についても、まだ搭載できる状態にはないらしいという意見を同紙は支持している。以下は同記事の抜粋である。
「あるApple幹部との5月の会合で、中国に勤務する同社のエンジニアの1人が、Appleは通常、2年サイクルでデザインを大きく刷新するのに、2016年のモデルにデザインの大幅な変更がないのはなぜかと尋ねた。会合のある参加者によると、予定されている新技術の実装に時間がかかる見込みだというのがその回答だったという」
WSJによると、2016年にリリースされる2機種の端末のハードウェア上の大きな変更点は、ヘッドホンジャックがなくなることだけだという。同紙の情報筋らによると、データと充電に現在使用されている「Lightning」ポートによって、何らかの形でヘッドホンへの接続ができるようになるという。ヘッドホンジャックをなくせば、Appleは端末をさらに薄くし、耐水性を向上させることができると同紙の情報筋らは述べている。
ハードウェアを大幅に刷新しないことで、AppleはiPhone 7の問題を抱えることになるのだろうか。秋になればそれが明らかになるはずだ。ただし、次期iPhoneにヘッドホンジャックは残り、2枚目のSIMカードが差し込めるようになるとする別の新しいうわさも浮上していることに注意してほしい。
Appleにコメントを求めたが直ちには得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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