BASEは6月27日、オンライン決済サービス「PAY.JP」において、購入者向けID型決済サービス「PAY ID」の提供を開始すると発表した。まずは、ネットショップ開設サービス「BASE」で構築されたショップ向けに提供する。
PAY.JPは、個人・法人を問わず、既存のウェブサービスやネットショップにクレジットカード決済機能を無料で導入できる開発者向けの決済サービス。RESTのAPIまたは、PHPやRubyなど、開発言語ごとに提供しているライブラリを利用して簡単にクレジットカード決済機能を導入できる。
新たに提供するPAY IDは、会員IDを使ってオンライン決済ができるサービスで、国際基準に準拠したセキュリティで運用される。あらかじめクレジットカード情報を登録しておくことで、それ以降はカード番号や届け先などの情報を入力する必要がなくなるという。複数のクレジットカードを登録できるので、目的に応じて使い分けることも可能。
同社広報によれば、これまでBASEで構築されたショップでは会員登録ができなかったため、購入者はそのつど情報を入力する必要があったという。今回、PAY.JP側で最新のセキュリティ準拠の体制が整ったことから、まずはBASEで開設された20万店舗に向けてPAY ID決済を提供するとしている。
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