LinkedInの買収に関心があった企業はMicrosoftだけではなかったようだ。Salesforceもまた、同プロフェッショナルネットワーキングサイトの買収を検討していたようだ。Bloombergが米国時間6月16日に報じた。
この件に詳しいとする情報筋はBloombergに対し、買収交渉にあたってSalesforceに助言をしたのがGoldman Sachs Groupであったことを語っている。結果として、Salesforceが提示した、もしくは、検討していた買収案はどれも、LinkedInの心を射止めることはなかったとしている。LinkedInは13日、Microsoftが262億ドルで買収することに合意したことを発表した。Microsoftは全額現金で買収する予定だ。
Salesforceは、Bloombergの報道についてコメントを控えた。代わりに、RecodeによるSalesforce最高経営責任者(CEO)Marc Benioff氏のインタビュー記事を参照するよう指示した。
Benioff氏はLinkedInについて、「同社には本気で注目していた」と語っている。「われわれは常に、新たな方法で顧客を支援したいと考えている」(Benioff氏)
Salesforceは、クラウドベースの法人向けソフトウェアやサービスの提供においてMicrosoftと競合している。そのSalesforce自身、2015年にMicrosoftによる買収の標的になっていたことが報じられていた。CNBCによると、Microsoftが550億ドルの買収額を提示したものの、Benioff氏は700億ドル近くの金額を希望していたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」