Facebookは米国時間6月16日、同社「Messenger」アプリにおいて、現在アクティブであるユーザー、その日が誕生日のユーザー、最も頻繁にメッセージを送信する相手が最新メッセージに代わって表示可能になると述べた。Messengerは、ユーザーにとって最も大切とFacebookがみなすものの中央ハブであると考えることができる。
この変更には、ユーザー、そして、連絡先に対するユーザーの接し方に関するFacebookの知識を活用することで、時系列にこだわることなくユーザーにもっと関連性の高いメッセージング体験を提供しようという狙いがある。Facebookによると、毎月9億人を超えるユーザーがMessengerを使用するという。しかし、「WhatsApp」(こちらもFacebook傘下)やGoogleの「Hangouts」が同様のサービスを提供する中、同社は常に、自らを差別化する方法を模索している。例えば、6月初めにFacebookは、独自の絵文字を発表した。
「これまで、ほとんどの受信箱の機能が、ユーザーによる新しいつながり方に沿ったものではなかった」と、Facebookは今回の変更の概要を説明するブログ投稿で述べた。「会話を始めたいと思うきっかけを、どうすればよりシンプルかつ簡単に見つけられるようにできるかとわれわれは考えてきた」(Facebook)
今回の動きには、ビジネス業界で電子メールに代わることを狙う「Slack」などの新製品が登場する中、電子メールに欠けている機能に関するより広い範囲の議論が反映されている。Facebook Messengerはそれよりも主流のユーザーを対象としているが、今回のインターフェース刷新の背景にある前提はそれと同じである。つまり、最も関連性の高い会話とチャットオプションを最優先にする、というものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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