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MSがWindows 10をすすめる3つの理由--アップグレードは強制でなくキャンセル可能

坂本純子 (編集部)2016年06月10日 19時03分
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 「Windows 10」の無償アップグレードは7月29日に終了を迎える。残り50日を切り、日本マイクロソフトはさらなるアップグレード数の増加に向け、Windows 10の最新情報に関する記者説明会を開催した。

体験キャラバンの利用者の声
体験キャラバンの利用者の声

 日本マイクロソフトでは、Windows 10を体験できるキャラバンカーで6都市を周り、普及に向けたイベントを開催している。6都市で開催し、1万3458人(6月5日時点)が参加したという。アンケートでは、(1)全体的に使いやすくなった(2)起動・再開の速さ(3)スタートメニューの3点が好評で、「ほかの人に勧めたい」と答える人も体験後は大幅に向上するとした。

日本は「狙われ放題」--セキュリティの脅威から守れ

Windows 10アップグレードを推進する3つの理由
Windows 10アップグレードを推進する3つの理由
マルウェアが地球上のどこでどれだけ確認されているかを可視化した図
マルウェアが地球上のどこでどれだけ確認されているかを可視化した図
FFRIによる「セキュリティリスク抑制効果調査報告」の概要
FFRIによる「セキュリティリスク抑制効果調査報告」の概要
Windows 10のスタートメニューは、Windows 7と8の「いいとこ取り」で使いやすいと説明
Windows 10のスタートメニューは、Windows 7と8の「いいとこ取り」で使いやすいと説明

 日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部長の三上智子氏は、Windows 10をすすめる理由として、(1)より安心安全なWindows 10(2)つねに最新版(3)使い慣れた操作感のままさらに快適──の3点を挙げた。

 無償で提供する理由について、「マイクロソフトも利益を追わなければならない企業だが、Windowsのエコシステムに安全に導くためには『やるべき』という大きな決断をもって1年間無償で提供する結論に至った。Windows 10にアップグレードしてもらうことで、安全なコンピューティング環境を実現したいと心から思っている」と熱く語った。

 Windows 7をリリースした2009年と今では大きくセキュリティの脅威が変容していると説明する。日本は言語の問題から比較的攻撃の対象になりにくかったが、インターネットの広がりや高速なインターネット環境を持つ日本は「狙われ放題」という。

 以前は自分のスキルを誇示するサイバー攻撃が多かったが、どんどん変化して、今は金銭目的で組織化していると説明した。

 マルウェアが厄介なのは、古いPCなど感染しやすいものを踏み台にしてほかのユーザーにも攻撃をしかけることだ。自分のPCの被害だけでなく、乗っ取ることで他のPCを攻撃する可能性がある。

 Windowsの脆弱性を利用したマルウェア「Conficker」がまだ攻撃のトップ5に入っているとして「8年前のマルウェアがなぜ第5位に入っているのか。守られていないPCが存在するから」とし、マルウェアを検知するWindows Defenderを実装するWindows 10なら守られた状態にでき、マルウェアなどの脅威に対しても対策ができるとアピールした。

7月29日にキャンペーンが終了した後はどうなる?

無償期間終了後のアップグレード方法
無償期間終了後のアップグレード方法

 7月29日に予定されているWindows 10の無償アップグレードが終了した後は、無償アップグレードの通知は出てこなくなる。また、アップグレードする場合、市販のパッケージ製品、ダウンロード製品、あるいは企業向けボリュームライセンスの購入が必要になる。なお、パッケージ製品価格は、Windows 10 Homeが1万7600円(税別)で、Windows 10 Proは2万5800円(税別)だ。アップグレード専用製品は提供しない方針。

 7月29日以降、アップグレードの延長やパッケージ版のキャンペーンなどはせず、新しいWindows 10搭載デバイスを推進していく方針に切り替えるという。「最もよい経験、最高の経験をしていただくなら、新しいデバイスのほうがいい。その中でキャンペーンやオファリングは検討する」(三上氏)と説明した。

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