Microsoftは、米国時間6月9日から世界中の教員向けにアーリーアクセス版「Minecraft: Education Edition」の提供を開始した。
アーリーアクセス版は、試用目的で無料で利用できる未完成バージョンだ。Minecraft: Education Editionは、「Windows 10」または「OS X El Capitan」で動作し、「Office 365 Education」の無料アカウントが必要となる。
Minecraft: Education Editionは、学習用ツール「MinecraftEdu」がベースになっている。Microsoftは1月にTeacher Gaming LLCからMinecraftEduを買収したが、買収金額は明らかにされていない。MinecraftEduの買収は、MicrosoftによるMojangの買収に続くものだ。Microsoftは2014年9月、Minecraftを開発したスウェーデン企業Mojangを25億ドルで買収している。
Minecraft: Education Editionは、別にサーバを必要とせず、最大30人の生徒が共同学習を行うことができる。「Camera and Portfolio」機能により、生徒は自分の作品のスクリーンショットを撮ったり、プロジェクトの進捗状況を記録したりすることが可能だ。シングルサインオン機能が有効で、「Minecraft」の詳細をプレイヤーに教える「チュートリアルワールド」も組み込まれている。
アーリーアクセス版は、Minecraft: Education Editionベータプログラムに参加した100校以上の学校と1700人の生徒からのフィードバックに基づいている。
Minecraft: Education EditionのRTM(製造工程向けリリース)版は、9月から販売を開始する。学校の規模とボリュームライセンスの利用資格の有無に応じて、ユーザー1人につき年額1~5ドルの料金がかかる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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