Lenovoは米国時間6月9日、「Moto Z」と「Moto Z Force」を発表した。これらは、最高経営責任者(CEO)であるYang Yuanqing氏が「間違いなく画期的な製品」と呼ぶモジュール式スマートフォンだ。
「世界最薄の高級スマートフォン」と宣伝されているMoto Zは、追加モジュール「Moto Mods」の第一陣とともにLenovo Tech Worldで発表された。標準的なMoto Zは、Qualcommの「Snapdragon 820」プロセッサ、4GバイトのRAM、5.5インチのWQHD(2560×1440ピクセル)AMOLEDディスプレイ、連続使用時間が最大30時間のバッテリを搭載する。Moto Modsモジュールを装着しなければ、厚みは5.2mmしかない。Moto Zは、光学手ぶれ補正およびレーザーオートフォーカス対応の高解像度13メガピクセルカメラと広角レンズ搭載5メガピクセル前面カメラを装備している。
Moto Z Forceは、第2世代「Moto ShatterShield」技術を搭載し、落下時におけるディスプレイの損傷を防ぐようになっている。Moto Z Forceは、バッテリが1回の充電で40時間持続し、21メガピクセルカメラを搭載する。
Moto Zは、Googleの「Project Ara」のようなモジュール式端末と競合するが、Lenovoは、多種多様なMoto Modsの開発に大きな関心を寄せていることをアピールした。その実例として登場したのが、スピーカーとして機能する「SoundBoost Mod」や、Moto Zから70インチの画像を投影する「Insta-Share Mod」だ。
Lenovoは、有名俳優のAshton Kutcher氏を担ぎ出してMoto Mods開発者プログラムを発表し、Kutcher氏がLenovoの幹部らとともに、Moto Modsの最高のプロトタイプを決めるコンテストの審査員を務めることを明らかにした。コンテストの優勝者は、個人か企業かに関係なく100万ドルを獲得する。
Kutcher氏は、Moto Zが「性能を損なうことなく薄型化と軽量化」を進めており、Moto Modsは「間違いなく完全に一体化している(中略)いつでも装着すればすぐに使える」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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