Googleは、スマートフォンの容量を解放するために削除すべきアプリを「Android」ユーザーに提案する機能を近いうちに公開するかもしれない。
報道によると、同社は「Google Play」アプリ内でこの新機能のテストを実施しているという。同機能は、容量不足が原因でユーザーが新しいアプリをインストールできないとき、アンインストールすべきアプリを提案する。
もちろん、アプリだけでなく、動画や写真、メディアファイル、アプリおよび「Chrome」のキャッシュデータもAndroid端末のストレージを使用する。それらのデータが積もり積もって、ユーザーが新しいアプリをインストールできなくなることもある。
この新機能を最初に報じたAndroid Policeによると、「アプリアンインストールマネージャ」が、あまり使われていないアプリのアンインストールを提案するという。特に容量不足のためにユーザーが必要なアプリをインストールできない事態を想定した機能だ。
そうした事態が発生すると、Google Playは新しいアプリのインストールに必要な容量と、アンインストールを勧める各アプリの占有容量を表示する。ユーザーはリスト表示されたアプリの中から、新アプリの容量確保のためにアンインストールしたいものをチェックするだけでいい。
この機能は、新アプリの容量確保のためにアンインストールできるアプリのみを表示するが、その一方で、設定ページにあるストレージの項目からメディアファイルを削除して容量をさらに解放できることもユーザーに伝える。ただし、同機能はメディアファイルを削除する代わりに「Google Drive」や「Google Photos」などのクラウドサービスにアップロードするよう勧めることはしない。
ハイエンドの「Android」スマートフォンほど容量不足に直面する可能性は低いが、容量の少ない人気ローエンドスマートフォンもたくさんある。さらに、Android Policeが指摘するように、ゲームアプリにはサイズが巨大化しているものもある。例えば、「LEGO Star Wars」は1.17Gバイトだ。
TechCrunchによると、Googleはこの機能を全世界でロールアウトするかどうか、まだ決めていないという。また、同機能のテストが5月から実施されていることもTechCrunchは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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